2015年10月21日水曜日

森の中~店の改装「valo KIOSKI」在るお店に空間を追加する~





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まるで、物語のような、前橋市にある、

美容室とコーヒーショップ「valo KIOSKI」

そこに、あらたな空間が生まれたお話です。

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森の中~店の改装「valo KIOSKI」在るお店に空間を追加する~

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お客様からの主なオーダー内容

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<①あたらしいサービスの場所を作る>

これまで、美容室、コーヒーショップを営業してきたvalo KIOSKI(バロ キオスキ)
そこに新たにハンモックリフレ(マッサージ)が追加となる為、その場所を作る。

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<②トイレへの動線>

・美容室のトナリの部屋を利用するのだが、そこにはトイレが隣接してある。
そのトイレを美容室、コーヒーショップのお客様が利用する動線を確保する。

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<③全体の調和をとりながらの異空間>

美容室、コーヒーショップの雰囲気との調和をとりながらも、
ハンモックリフレは、異空間にしたい。
その異空間で、お客様にリラックスしてほしい。

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<④美容室との関係>

ハンモックリフレの隣になる、美容室とは、
普段はまったくの別空間であるが、今後、アコースティックライブなども
行う予定なので、その時は、音が聞こえる、見えるなどの、一体感が欲しい。

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森の中の施工ポイント、コンセプト

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<①間取り変更>
まずは、マッサージをする場所を確保しながら、
トイレへの動線を確保しなくてはならない。
けして広くない部屋。

思い切って、間取りの変更を選択。
 今までの美容室、コーヒーショップとの通路をふさぎ、
新たに通路を制作。

ハンモックリフレの空間と、トイレの動線をしっかり分けるために、
ドア付きの壁を新規に作成。

次に、美容室との「別空間」と「一体感」を両立させる為に
ふさいだ入口の一部を、遮断可能な開口部とする。

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<②イメージカラー>
間取りが決まったところで、全体のイメージや色を考える。
異空間である事が大きなイメージ。
サイケデリックというイメージワードも。

valo KIOSKIのイメージは、
まるで、物語にでてきそうな、
良き古き暖かい雰囲気。

全体をサイケデリックな配色を使用する事も考えたが、

・valo KIOSKIとの調和
・お客様にリラックスして頂く空間
・お店であるので、飽きがこない空間

という事を考え、基本の色は、木の色、白、アイボリーなどの
美容室とコーヒーショップと同じ色を選択。

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<③つくりこみ、全体の雰囲気>
選択したのはベーシックな配色ではあるが、
棚などのつくりこみは、三角形を使用したり、
階段の下の小部屋を作成、
マッサージを受ける時にお客様が見る天井には、
間接照明をいれ、木の造形をいれるなどして、

古き良き暖かい、だけではない雰囲気を追加。

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<④森の中の提案>
ベーシックな落ち着く、飽きのこない雰囲気と、
少しドキドキするような作りこみ。

そこに、実際にハンモックリフレをするPow Wowさんに、
いろんな物や照明で、サイケデリック雰囲気など、
自分の色をつけて頂く。

「自分で色をつけていく、少し変わったベーシックな空間」

これが、今回の森の中が提案させて頂いた事。

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主な施工箇所

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・間取り変更
・カスタムドア制作
・壁、天井クロス仕上げ
・天井間接照明加工
・天井木工造形
・階段下に小部屋作成(ミニ机付)
・オリジナル棚作成
・遮断可能開口部作成
・電気工事


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あとがき

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春先から打合せを初めて、秋に完成。
工事のほとんどは夏に。

僕の中では、今年の夏の思い出のほとんどが、
この場所だ。

「valo KIOSKI」を知って以来、ココで過ごす時間が

大好きな僕であるから

休憩に淹れて頂いたコーヒーなど、幸せの極み。

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アーケード付きの商店街にある「valo KIOSKI」

しばらく通っていると「valo KIOSKI」のみなさんはもちろん、

商店街の方々とも、少し顔を覚えあう仲にもなる。

歩いていて、声をかけられたり、かけてみたり。

この街に引っ越してきたような、そんなここちよい錯覚を感じる。

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森の中がこの街にきて、工事をする。

オーナーと森の中で打合せして完成した工事であるが、

たぶんきっと、「valo KIOSKI」と「この街」での時間が、

この工事の何かどこかへ、影響をあたえたのだと感じる。

それはたぶん、打ち合わせとか見積もりとか、
そういうのには書くことができない何かなのだろう。

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この街にある「valo KIOSKI」というお店の中に

僕らが作らせて頂いた、

「自分で色をつけていく、少し変わったベーシックな空間」

そこでお客様をむかえる「valo KIOSKI」と「Pow Wow」のみなさん。

実はまだ、オープンしてからそこへ行っていない。

そこで今、どんな時間が流れているのか、見に行くのが楽しみだ。

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「ああ、valo KIOSKIのシナモントーストを食べたい」

「ああ、あの商店街のあのお店の、あのメニューはまだ試してないぞ」

そんな事を思い返す今だから、

よけいに楽しみは増えるが

どのお店に行くのかという、悩みも増えるのだ。

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森の中ヨコチ

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■施工名称:追加業務に伴う店舗改装工事
■名称:valo KIOSKI(追加業務 Pow Wow〜HammockRefle)
■業種:美容室、コーヒーショップ、マッサージ
■デザイン・設計・施工:森の中
■所在地:群馬県前橋市
■工事年(完成):平成27年10月

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新規に作った壁の入口から見た正面。上側のBeforeの正面の一部を撤去し、
壁の向こうの階段を利用し、小部屋を作成。
壁、天井はクロス仕上げ。落ち着いた色の中に、三角の棚で、違う雰囲気を追加。
森の中のペンダントライトも良く似合う。





上の写真で、階段の小部屋側から見た写真。
右側のBeforeの写真、正面の壁の手前に、新しく壁とドアを作成。
天井は、木工の造形と、一部を抜き、間接照明加工。
木漏れ日のように感じて頂けたらうれしい。




今までは使用してなかった、裏のドア。
1つの建物に、美容室、コーヒーショップ、ハンモックリフレの3つが
集まっているので、
ハンモックリフレ直通の入口として、今回使用する事に。
ドアノブの修理と共に、ガラスと木で、カスタム。






裏の入口から入ったトコロからの写真。
Beforeの写真の左側の開口部を埋め、
その右側に開口部を作ったのが、
Afterの写真正面のカーテンのかかった部分。
ここが美容室への動線。
Afterの写真の左側のドアが、
今回作成させて頂いた部屋となる。










三角の棚。




三角の棚の上の棚




コーナーの棚。
古材と新しい材料を混合させる。
バランス。





使用しなくなったダクト。
埋めてしまってもよかったのだが、
あとで使用することも可能なように
かっこよく残す。




そのまま活かした、今までの床の雰囲気に合う配色。





壁の向こうにあった、階段を活かした小部屋。
床との材料は古材を使用。壁はクロス仕上げ。
三角の棚のナナメのラインは、階段に合わせてある。






天井も古材。




古材の床



小さな机つき




工事前まで、美容室との入口となっていた開口部。
一部は美容室とのつながりを残す為の開口部。
一部は、マガジンラック。





フタをして、空間を遮断する事も可能。






美容室側から見た、開口部。
やはり、マガジンラック。









木漏れ日のようなイメージでの間接照明。
さりげなく八角形でできている木工の造形。
森の中のペンダントライトが、良く似合う。






新規に作成した壁。
小さな棚つき。




カスタムドア




ちいさな看板






美容室、コーヒーショップからのトイレへの動線


ここも使用しなくなったダクト。
ここもカッコ良く残す。




今回から使うことになった、裏の入口まわり





ドアは交換せずに、修理とカスタム






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